スタッフ インタビュー
STAFF INTERVIEW
「やりたいです!」と言ってみる
チャレンジできるように後押ししてくれるのが、BSI

髙橋 修一 | チーフエンジニア
BSIとの出会い
代表の大原とは前職でプロジェクトを一緒に行う機会があり、知り合いました。その後、アルバイト期間を経て、2014年に入社しました。BSI設立から3年が経過した頃で、エンジニアとして入社したのは私が最初だったそうです。
入社して最初の仕事は現場監理でした。実務経験が少なかった私は、正直なところ、最初は分からないことだらけで、大原に聞いたり、現場所長さんに教えてもらったり、自分で調べたりしながら進めたプロジェクトでした。配筋の納まりを実際に3次元ソフト(Rhinoceros)で描いて施工できるかを検証するなど、効率は悪くても自分で納得しながら対応し、多くのことを学びました。現場に行くことで、所長さんや職人さんなど多くの人が携わり建物が竣工する事を改めて実感し、人と人とのつながりの大切さをより深く感じました。

現場では建物ができていく様子を肌で感じました
意識の変化、仕事の転機
入社2年目頃から、設計プロジェクトの全体に関わるようになりました。それまでは解析モデル作成など、プロジェクトの一部を担当していましたが、構造計画から始まり、構造計算、図面作成、計算書のまとめ、確認申請対応、現場監理など、多くの工程に一貫して携わることで、自分の意識も変わり、仕事の転機になったように思います。
その中で3次元モデルを自分で本格的に用いて構造設計を担当した積葉の家は、印象に残っているプロジェクトです。曲面の屋根形状が特徴的で、重なり合う屋根を支持する梁の形状決定は、3次元解析ソフト(Midas)で検証を繰り返しました。形状が複雑だったこともあり、設計をまとめる時期は大変だったことを覚えています。解析モデルの作成にかなり手間取った記憶がありますが、「もっと効率いい方法あるよ」と、今なら当時の自分にアドバイスをしてあげられると思います。
積葉の家:3次元モデル図

構造体の設計に屋根との取合い検証は不可欠でした
「やりたいです!」と言ってみる
以前、低層の農業施設で計画地は台風が多く、風圧力が支配的となるプロジェクトの依頼がBSIにありました。その際、風圧力に対する最適形状の提案をするために、流体解析にチャレンジしてみようということになりました。大原は日頃から、「得意分野だけに留まらず、いろいろな業務にチャレンジして成長して欲しい」と言っており、すぐにOKがでました。どのソフトが適しているか大原と一緒に探し、入手後はそのソフトが使いこなせるよう、私は風環境に関する文献を読んで研究しました。そのほかにも、3Dプリンターの導入を提案したところ採用され、部材納まり等の社内的な利用だけでなく、今ではBSIのサービスのひとつとなっています。
自分がやりたいことを口に出し、提案することで、それをくみ取りチャレンジできるように後押してくれるのが、BSIの良いところです。チーフになってからは、若手スタッフの話しを聞くことが増え、逆に気付かされることもあります。これからも様々なプロジェクトを通して成長していきたいです。さらに今後は仲間と一緒に、一つひとつのプロジェクトを大事に進め、共に学んでいきたいと思っています。

流体解析のモデル図
(2020年10月、
インタビュー担当:勝本恵子/ウィーブファクトリー)