スタッフ インタビュー

STAFF INTERVIEW

挑戦し続ける気持ち

「やればできる」と思える強さは、周囲の協力のお陰

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米谷 壮央 |  チーフエンジニア

建築への興味

小学生の時に、父親が仕事でスペインのバルセロナに赴任していたことがあり、半年間ですが私もバルセロナに滞在する機会がありました。子供ながらに、ガウディ建築やヨーロッパの街並みに対して、日本の建物とは違うエネルギーを感じたことを覚えています。その後、中学生の時に阪神・淡路大震災の被害をテレビで見たときには、逆の意味で大きな衝撃を受けました。不変的と疑わなかった建物が、こんなにも脆く崩れてしまうというのは、自分の価値観を覆された印象でした。その頃から、自分の将来に建築が重なるようになり、大学では建築を専攻したいと思うようになりました。


大学入学後、最初は意匠設計に意識がいっていましたが、感覚ではなくて明確な解がある構造に興味が移っていきました。研究室も構造系を選択し、代表の大原は研究室の先輩にあたります。その縁で社会人になる前から、BSIにはアルバイトなどで出入りしていました。卒業後は免震・制振装置メーカーに就職しましたが、構造設計や精緻な解析業務をやりたいと思い転職することを決めたとき、BSI以外は考えませんでした。

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BSI入社当時、大原と

“非”構造部材プロジェクト

「構造設計をやりたい」と一念発起しての転職でしたが、入社して最初の大仕事は非構造部材のプロジェクトでした。『所沢市民文化センター特定天井耐震改修プロジェクト』は、現地調査業務から改修工事の竣工まで、約4年半の歳月を要しました。3つあるホールのうち、大ホールは大臣認定を取得する方針となり、構造評定の委員会や部会を結果的に十数回にわたって対応しました。評定中に実験も行い、委託先の研究室の学生さんと一緒に実験を行った事もいい思い出です。

 

長期間にわたり、構造評定の対応をし続けるというのは、体力的にも精神的にも、本当に大変でしたが得たことも多かったように思います。設計JVのプロジェクトであったため、社外の構造エンジニアの方からも多くのことを学びました。そしてピーク時は担当者だけでは手が足りず、社員総出で検討したり、書類作成をしたり、同僚みんなに助けてもらったことにすごく感謝しています。「やればできる」と思えるような強さが自分の中に備わったのも、この時の経験であり、皆さんのお陰だと思っています。

名城大学での実験風景

さまざまなプロジェクト、挑戦し続ける気持ち

解析分野に自分の強みがあることもあり、これまではその能力を生かせるプロジェクトに携わることが多かったですが、業務の幅を広げるためにも、さまざまな設計プロジェクトに携わりたいと考えています。私が構造設計を担当した『リトルパルズ保育園六本木』はRCラーメン構造で敷地も近く、現場の状況を把握しやすいプロジェクトでした。機会があれば、建物が園児たちに使われているところを見てみたいです。


今後はどんなプロジェクトをやってみたいか考えてみると、大変ながらも夢中になれるプロジェクトを、やり続けたいと思っている自分がいます。長期間にわたり没頭して取り組む業務はもちろん大変ですが、その分達成感もあり、成長できると感じます。これからも挑戦する気持ちを持ち続けていたいです。

リトルパルズ保育園六本木 現場風景(2020年9月頃)

2021年3月竣工、4月より園児が通園している

(写真:渡辺琢哉)

米谷 壮央 |  よねたに もりお

チーフエンジニア

2012年東京工業大学総合理工学研究科 人間環境システム専攻修了。免震・制振装置メーカーに勤務した後、2015年に建築構造研究所入社。地震応答解析を用いた構造設計業務など、さまざまなプロジェクトに携わりながら、プロジェクトチームを率いる存在となる。2018年、第二設計室チーフエンジニア就任。