スタッフ インタビュー
STAFF INTERVIEW
新卒3年目でチーフエンジニアに抜擢
チームと自分、両方の成長が目標
大津 達郞 | チーフエンジニア
新卒社員、第一号!
学生の頃から、BSIにはアルバイトとして出入りしていました。私が就職活動をする年にBSIで初めて新卒社員を募集すると知り応募しました。選考は面接のほかに、構造に関する考え方や発想を問われる筆記試験が行われました。無事に選考試験に合格し、BSI初の新卒社員として2017年4月に入社しました。
その当時はまだスタッフ数が10名弱だった頃で、参加希望のスタッフで島根県のサイクリングイベントに出たこともあります。私は学生時代に自転車部に所属していたため、イベント前にはみんなで練習する時間を持ち、走行時に気を付けることや長距離を走る時のコツなどを、新入社員の私が先輩方に教えたこともありました。そのほかにも有志で毎年スキー旅行やゴルフに行ったり、飲みに行ったりカラオケしたり。最近はイベント自粛でしばらくできていませんが、忙しい業務の合間をぬって仕事以外で交流するのは、お互いのことを知る機会にもなる楽しい時間です。
入社当時、石見グランフォンドに参加(2017年)
代表の大原とマンツーマン
入社1年目は代表の大原の下で、構造設計のプロジェクトに携わりました。入社早々、大規模な免震構造のプロジェクトのチームに参加しました。そのほかにも、国土交通省が新設したCLT(Cross Laminated Timber/直交集成板)の設計法に基づいた難易度の高いプロジェクトを担当したり、構造設計の基本を学びつつ、特殊な設計プロジェクトに関わらせてもらった気がします。
大原は当時、BSIに新卒社員を迎えることに、実はプレッシャーを感じていたと言います。大原からは、「新卒採用は中途採用よりも、その人の人生に影響を与える可能性がはるかに高い。とにかく自分が教えられることは全て教えようと決めていた。大変な業務も多かったが、その経験を通して知識や技術を吸収し、どこに出しても恥ずかしくないエンジニアに成長してくれた。」と言ってもらったことが印象に残っています。
ほかにもこれまでに、三次元モデルデータを使って意匠設計者とコミュニケーションを図った氷見海浜植物園リニューアルや、複雑な解析を担当した『神奈川工科大学KAIT広場』、文化財の耐震調査・補強設計プロジェクトのシネマネコなど、さまざまなプロジェクトに関わる機会がありました。どのプロジェクトも新しい技術や挑戦の連続でした。
チーフに抜擢、チームを率いるという挑戦
入社して3年目になるときに、第三設計室のチーフを任せてもらえることになりました。これまでの自分の業務や能力を認めてもらえた成果だと感じ、すごく嬉しかったです。現在、第三設計室のメンバーは私を入れて5名。横の繋がりが持てるようにチームの定例会議を開いたり、自分は手を出さずに後輩に任せてチームとしての能力を上げることを意識したりと、まだ試行錯誤で難しいと感じることも多々ありますが、チームとして成長することを目指しています。
一方、自分のスキルアップを目指すなかで、さまざまな得意分野を持つ社外の構造エンジニアとプロジェクトを進めることからも、刺激を受けています。まだエンジニアとして足りないスキルや未経験のことも多いため、自分の成長も必要だと感じます。目標とする姿を思い描きながら、解析技術や設計手法など、今後も多くのことを学んでいきたいです。
構造設計を担当した大屋根の構造解析モデル
(2021年7月、
インタビュー担当:勝本恵子/ウィーブファクトリー)